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HTML に於ける<s>要素と<del>要素

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  • 本記事は、旧アメブロ出張所に平成27年 6月19日に投稿した記事を編集しての転載です。

HTML で長らく字消線付きテキストとされていた<strike>要素及び<s>要素は HTML4 では非推奨とされ、廃止候補にされておりました。

  • 同時に、削除・抹消された箇所は新たに登場した<del>要素とされました。

しかし、HTML5 では<s>要素は一転して新たな定義を与えられて非推奨ですらなくなりました。



<strike>要素, <s>要素と<del>要素の歴史



HTML2~HTML 3.2…<strike>要素の登場と追認

<strike>要素は、HTML 初の公式規格となった HTML 2.0 には収録されなかったものの、一部ウェブブラウザの拡張実装として容認されておりました。

<strike>要素が正式な仕様として追認されたのは、HTML 3.2 からでした。

但し、この時点ではまだ<s>要素は公式には認められておりませんでした。

否、その前に検討されていた HTML 3.0 では<s>要素を<strike>要素に代わるものとしていたのですが、HTML 3.0 が廃案となった結果、その代りに勧告された HTML 3.2 では「将来は<s>要素に置換え、<strike>要素は廃止されるかも知れない」とするに留めております。



HTML4/XHTML1…<s>要素の規格化 & 非推奨化・<del>要素の規格化

<s>要素が正式に公式規格に掲載されたのは、HTML4 になってからでした。

<strike>要素とともに、字消線を与えたテキストと定義されましたが、HTML4 は物理要素はスタイルシート言語に置換えるべきであるとしていたため、初登場で早くも非推奨・廃止候補となっておりました。

同時に、HTML4 では削除・抹消については<del>要素とする事とされました。



HTML5…<s>要素の復権

このまま、<strike>要素と<s>要素は廃止される事が確実視されていたのですが、HTML5 では<s>要素を無効なテキストとして再定義する事で廃止扱いから除外しました。

但し、<strike>要素については、<s>要素か<del>要素のいずれか適切な要素に置換える事とされて廃止となりました。



HTML5 での<s>要素の定義

上述の通り、HTML5 では、<s>要素無効なテキストとして再定義されました。

但し、編集に依り削除・抹消されたテキストと言う意味ではなく、ある他のフレーズを強調するために敢えて書かれたテキストなどが該当します。

具体的には、HTML5 の仕様書にも例がありますが、安売りを強調するために無効なテキストである筈の本来の価格を敢えて記述する場合などが該当します。

これは、実際そのように<s>要素が使われてきた事に由来します。

このようなテキストの場合、後になって削除したのでなければ、<del>要素とするのは適切ではありません。

このため、非推奨でありながら一部では敢えて<s>要素とした例があったのでしょう。



<del>要素とすべき場合は?

一方、HTML5 に於いても、<del>要素は削除・抹消された箇所となります。

後になって適切でない事が判明した箇所などをマークアップする場合に用いられます。

従って、文書を新規に作成した時点では、<del>要素は一切含まれていない筈です。

また、削除・抹消した箇所なのですから、フィーチャフォンなどに配信する際に容量などの問題からサーヴァ側のスクリプトなどに依り本当に削除して配信しても何の問題もない筈です。

HTML4/XHTML1 の時代には、<s>要素は非推奨だからと言って、後刻削除となった訳でもないのに<del>要素とした誤用が稀に見られましたが、HTML5 に移行すれば<s>要素を堂々と使う事が可能となります。



個人的な疑問:強調のための字消線付きテキスト

ところで、個人的に疑問に思っていた事があります。

それは、日本語のウェブ文書などではしばしば強調するために字消線を引く例がある事です。

言い難い本音などを字消線付きで加えると言うのは、かつてフォント弄りと呼ばれて一部で忌み嫌われていた日記サイトではしばしば用いられておりました。

ですが、わざわざ字消線を引くくらいなら初めから書かなければ良い筈で、こう言った装飾を加える事で却ってその箇所が強調される事になるのです。

例えば:

<s>俺の嫁・</s>堀北真希ちゃんは…

この例で言えば、俺の嫁・ と言う箇所に字消線が引かれる事となります。

言い難い本音を字消線を入れる事で却って強調しており、私以外でもこう言う意図で字消線付きテキストを使っている方も多いのではないでしょうか。



HTML4/XHTML1 までの場合

HTML4/XHTML1 までは、強調は 強さに応じて<em>要素と<strong>要素の二段階を定義しておりました。

その考えからすれば特別なクラス名を与えた<em>要素としてマークアップすれば良いと判断出来るでしょう。



HTML5 の場合は?



HTML5 での強調要素の扱い

しかし、HTML5 に於いては、実際の強調の使われ方を考慮して、新たに加えた<mark>要素を含めた三種類のタイプに分けられました:

<em>要素
語気を強めるなどして字面以上の意味を与える強調。日本語などでは傍点を打たれたテキストが相当するでしょう。
<strong>要素
重要性の強調。日本語でも太字や赤文字などで表されるようなテキストが相当するでしょう。
<mark>要素
閲覧者に注目してもらいたいための強調。背景を蛍光ペンのような薄い色で表したテキスト等が相当するでしょう。


それでは、HTML5 ではどうすればいいのか?

さて、抹消線で強調するテキストは、これらのどれに該当するでしょう?

抹消線を引くくらいなので語気を強める訳ではないし、目を引かせる意図もないので、重要性の強調となるのでしょうか。

正直これもしっくりしませんが、現在では CSS で細字で抹消線を引かれたテキストにスタイルを変更する事は可能です。

ただ、<s>要素は無効なテキストでありながら敢えて書かれたテキストと言う側面があるので、難しい事を考えず素直に<s>要素としても良いのかなと最近では思っており、実際 HTML5 を採用している本拠地サイトでもそのようにマークアップしております。

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